2017年6月15日木曜日

CKD患者の疼痛マネジメント

CKD患者に対する鎮痛にはアセトアミノフェンを経験的に投与することが多い.それは腎障害が少ないためである.
ただアセトアミノフェンでは鎮痛を得られない症例も数多く存在する.痛みの程度や患者の状態で,薬剤選択をすることが出来るだろうか.

2009年のレビュー NDT Plus. 2009; 2(2):111-118.
一般的な疼痛の原因



CKDにおける麻薬の使用法


CKDに於ける疼痛のマネジメント



NSAIDs

  • 直接的に腎毒性を及ぼす.血管収縮を起こし,プロスタグランジン阻害を通じてGFRを減少させる.間質性腎炎を来し,微小変化型や膜性腎症といったネフローゼ症候群を来すこともある.また低Na血症,高K血症,IV型RTAといった電解質異常や浮腫,高血圧,腎乳頭壊死さえ起こしうる.
  • NSAIDsの昇圧効果は,高血圧患者で顕著にみられる.ナプロキセンやインドメタシンにより,3.6-6mmHgの昇圧が見られる.スリンダクやアスピリン,イブプロフェンでは生じない.ピロキシカムを服用している患者で最も昇圧効果が高いとのこと.また降圧薬(特にβ遮断薬)を服用している患者の方が,プラセボと比較して昇圧効果が高いという報告もある(4.7mmHg vs 1.8mmHg).
  • 長期作動型NSAIDs(T1/2が12時間以上)は避けるべきである.
  • COX-2阻害薬も浮腫や高血圧の悪化,AKIを起こしうるので避けるべきである.

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カロナールの次はトラマドールを使うべきでしょう。













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